ソフトバンクは 5 月 11 日、急拡大する AI 電力需要を国内で賄うためギガワット時 (GWh) 規模の国産バッテリー事業を立ち上げると発表しました。大阪府堺市の旧シャープ堺工場跡地に取得した敷地を 2 棟構成で再開発し、AI データセンターを核とする「AX ファクトリー」と、革新型バッテリーセル・蓄電システムを製造する「GX ファクトリー」を一気通貫で構築します。

主なポイント

  • 国内開発・国内製造で AI データセンター向け蓄電池サプライチェーンを内製化。輸入依存と地政学リスクを抑えつつ、需要地直結で大型 BESS を供給する。
  • GX ファクトリーでは 2027 年度に革新型バッテリーセルおよび蓄電システム (BESS) の生産を開始し、2028 年度には GWh 級の量産体制に拡大する計画。
  • 韓国 COSMOS LAB と共同開発するセルは『高い安全性とエネルギー貯蔵性能』を訴求。設置場所制約の厳しい都市型 DC や災害時バックアップ用途を狙う。
  • AX ファクトリーは AI 計算基盤と AI 関連ハードの製造拠点を兼ね、ソフトバンクが進める Stargate 系の国内パイプラインと統合される位置付け。
  • 同社は 4 月にデータセンター建設ロボ会社『Roze』の米上場準備も発表しており、AI インフラのハード・電源・建設までを垂直統合する姿勢が一段と鮮明になった。

出典: AI 時代を支える次世代電力インフラの構築に向けて、ギガワット時規模の国産バッテリー事業を開始 (ソフトバンク プレスリリース)