OpenAI 会長 Bret Taylor が元 Google 幹部 Clay Bavor と 3 年前に共同創業した AI カスタマーサービス企業 Sierra が、5 月 4 日に Tiger Global と Google の GV が共同主導する $950M (約 1,440 億円) のラウンドを公表しました。ポストマネー評価額は $15.8B (約 2.4 兆円) と 2025 年秋の $10B から短期間で約 1.5 倍に拡大。Benchmark、Sequoia、Greenoaks も継続出資し、エンタープライズ AI を巡る投資加熱を象徴する案件となりました。
主なポイント
- ARR は 8 四半期で $150M を超過。Sierra 自身が「従来型ソフトウェアでは前例のない成長速度」と説明
- 顧客は Fortune 50 の 40%超に到達。Prudential、Cigna、Blue Cross Blue Shield、Rocket Mortgage、世界の大手銀行 3 行に 1 行が利用
- 主力は OpenAI / Anthropic の基盤モデル上に構築された電話・チャットの自律カスタマーサービスエージェント。コールセンター置き換えの本命と位置づけ
- 同日 OpenAI 会長としての Taylor は AI ベンダー側からも姿勢を共有し、Sierra・OpenAI 間の連携を強化中
- 直近の Anthropic 1.5B 合弁・OpenAI / PwC 提携と合わせて、エンタープライズ AI 領域は「資金とディストリビューションの寡占化」が加速
出典: Sierra raises $950M as the race to own enterprise AI gets serious (TechCrunch)