米連邦最高裁は 6月29日、警察が Google などに提出させたジオフェンス令状 (特定時刻・特定エリアに存在した端末群の一括開示) は合衆国憲法修正第 4 条にいう「捜索」に該当するとの判断を 6 対 3 で示しました。Elena Kagan 判事執筆の多数意見は、第三者が保管する記録であっても位置情報にはプライバシー期待が及ぶと述べています。
主なポイント
- 2019 年の Virginia 州銀行強盗事件で、警察が半径 300m 内の全端末を Google に照会したことが発端
- 多数意見は保守・リベラル混成で、Kagan は「限定時間・第三者経由でも合理的プライバシー期待は成立する」と述べた
- 反対意見は 3 名の保守派 (Alito、Thomas、Gorsuch のいずれか組み合わせと報じられている)
- 事件は下級審に差し戻され「捜索が合理的だったか」を再審理する
- 2018 年の Carpenter v. United States (基地局位置情報に令状必要) の射程をアプリ経由の広域位置ログに広げる意義
出典: Court rules that law enforcement's use of "geofence warrant" was a "search" - SCOTUSblog