Samsung Electronics の最大労組「全国 Samsung Electronics 労組」(約 45,000 人) は 5 月 15 日、政府仲介での追加賃金交渉再開という会社側提案を拒否し、21 日から 6 月 7 日まで 18 日間のストライキを予定通り決行する方針を改めて示しました。世界最大のメモリーチップメーカーが歴史的な大規模ストに突入する公算が高まっています。
主なポイント
- 焦点は業績連動賞与の算定方式。組合は半導体部門営業利益の 15% を固定支払い・賞与上限 (基本給の 50%) 撤廃を要求、会社は営業利益 10% または EVA ベースの維持を提示し平行線
- 18 日間のスト試算コストは約 30 兆ウォン (約 200 億ドル)、1 日 7 億ドル損失。LG エナジー戦や 2024 年 3 日間ストを上回り、半導体業界史上最大級
- 影響が直撃するのは HBM。Samsung は HBM3E で NVIDIA を顧客化済み、HBM4 量産ランプ最中で、遅延は HBM 世界シェア約 60% を握る SK hynix への顧客流出を加速させかねない
- 韓国首相が緊急会合を招集し政府仲介を試みるも、組合側は「主要要求への回答なしには対話再開しない」と表明
- 既に約 73,000 名が組合加入、参加見込みは 30,000-40,000 名。Samsung は緊急に一部生産規模の縮退や在庫前倒し出荷で備える検討に入る
出典: Samsung Electronics, gov't propose resuming wage talks; union rejects offer