理化学研究所は 6 月 19 日、神戸キャンパス・ポートアイランド地区に導入する AI for Science 開発用スーパーコンピュータの名称を「理究 (りきゅう)」に決定したと発表しました。公募で集まった 1000 件超の応募から選ばれた名称で、稼働は 7 月を予定。汎用基盤「富岳」と組み合わせて自然科学全般の AI 駆動研究を支える計算基盤とする方針です。
主なポイント
- 名称「理究」は AI と HPC を活用して自然現象の「理」を「究」める意を込め、茶人・千利休と同じ読みで親しみやすさも考慮
- AI の学習・推論で多用される 16 ビット・8 ビット浮動小数点演算でエクサスケール (10 の 18 乗回 / 秒) 級の演算性能を実現
- 既存の汎用スパコン「富岳」と連携し、AI 訓練と科学計算の両面で世界トップ級の AI for Science 環境を構築
- 用途は基礎科学から応用研究まで幅広く、創薬・材料・気象などの分野で大規模モデル活用を加速
- 国産 AI スパコンの整備は経済安全保障・科学技術主権の観点からも重要視されており、産学への計算リソース配分も今後の論点