リコージャパンは 5 月 13 日、社内基幹システムに障害が発生し主要業務システムが利用できない状態になっていると発表しました。同社によると基幹システムのデータセンターとの通信設備で通信回線が破損したことが原因で、不正アクセスやサイバー攻撃ではないと明言。5 月 14 日早朝に復旧を完了したとリリースを更新しています。サイバー攻撃でなくても、データセンター接続というたった一点の物理障害が日本国内大手 SIer の業務を半日以上止めうることを改めて示した事例です。

主なポイント

  • 障害は 5 月 13 日深夜に発生。原因はデータセンターとの通信設備における通信回線の物理破損で、サイバー攻撃ではないとリコージャパンが明言
  • 主要業務システムへのアクセスが不能になり、受発注を含む業務に影響。5 月 13 日に注文を受けた商品の一部で通常納期より遅延が発生
  • 復旧時期は 5 月 14 日 (木) 早朝。詳細な復旧プロセスや障害の深層的原因はリリース時点で公開されていない
  • 「通信回線が破損」「通信設備の物理的損傷」という表現から、光ファイバ等のハード障害が示唆され、冗長化と切替手順の見直しが論点となる見込み
  • リコー本体ではなく販売子会社のリコージャパンに閉じた障害だが、複合機・IT サービスの法人顧客を多数抱えるため波及範囲は広い

出典: 当社基幹システム障害に関するお知らせ (復旧)