Qualcomm は 6月24日の投資家向け説明会で、AI 推論ソフトウェア企業 Modular を約 39 億ドル相当の全株式取引で買収する契約に合意したと発表しました。Modular は Python 互換の AI 言語 Mojo と推論基盤 MAX を擁し、Qualcomm はモバイルから車載・データセンターまで横断する自社シリコン向けソフトスタックの主力に据える計画です。
主なポイント
- 取引総額は約 39 億ドル。Qualcomm 株を最大 1,920 万株発行する全株式取引で、年内後半の完了を見込む
- Modular の創業者 Chris Lattner 氏 (LLVM / Swift の生みの親) は Qualcomm のチーフ AI オフィサーに就任予定
- 同時にデータセンター向け Arm ベース CPU の自社開発計画も公表。OpenAI などのハイパースケーラーを念頭に置く
- Qualcomm は FY29 の「非ハンドセット」売上目標を 220 億ドルから 400 億ドルへ大幅に引き上げ、Modular の AI ソフトウェアと自社シリコンの連携を成長の柱に据える
- Cristiano Amon CEO は同案件を「AI 産業にとっての転機」と表現。NVIDIA CUDA エコシステムへの本格的な対抗軸を目指す