OpenAI が当初想定していた IPO 時期を 2026 年内から 2027 年へ延期する方向で内部検討に入ったと、New York Times が 6 月 25 日に関係者 3 名の話として報道しました。1 兆ドル評価額の達成を譲らない Sam Altman CEO の方針が、上場時期の判断を左右しているとされます。
主なポイント
- アドバイザーは Altman 氏に「2027 年まで待って 1 兆ドル評価で上場する」または「評価額を引き下げて早期に上場する」の二択を提示。Altman 氏は減額を「non-starter (受け入れ不能)」と回答したと報じられた
- 直接の引き金は SpaceX の上場後の株価不振と AI 関連銘柄全般のボラティリティ上昇で、機関投資家・個人投資家の AI IPO に対する受容性が低下しているとアドバイザーが警告
- OpenAI は既に米国で confidential filing (機密提出) を完了しており、技術的には上場準備自体は進行している。延期はあくまでマーケット環境とバリュエーション戦略上の判断
- 報道を受けて Nasdaq は 5 営業日続落、Alphabet 株からは 2,700 億ドル相当の時価総額が失われ、SoftBank も含み損が拡大 (約 380 億ドル相当との試算も)
- 予測市場 Kalshi では、2027 年 3 月 1 日までに OpenAI が IPO を正式表明する確率を 59% と織り込んでいる
出典: OpenAI is reportedly delaying its IPO. Here's when Kalshi traders think it will announce - CNBC