Nvidia は 7月1日、AI クラウド事業者が Grace Blackwell GB300 GPU を全額前払いなしで導入できる「収益シェア+信用補完」モデルを公表しました。参加事業者は前払い負担を軽減する代わりに、クラウド事業から得た収益の一部を Nvidia に還元します。第 1 弾パートナーは Sharon AI と Firmus Technologies で、両社は合計 210,000 基の GB300 GPU をオーストラリア・インドネシアに配備することにコミット済みです。
主なポイント
- Nvidia CFO Colette Kress が共著のブログで発表。ハードウェア売上に加え、稼働後のクラウド収益から継続的な分配を得るスキーム
- GPU が稼働率不足で余剰となった場合、Nvidia が固定価格で借上げ or 買戻しを行う稼働保証も併載
- Sharon AI は豪州で 72 MW 規模の新設 DC に GB300 GPU 最大 40,000 基、Firmus はインドネシアで残りを段階配備
- Sharon AI・Firmus 以外の分配率や信用補完の具体的な条件は非開示。ベンダーファイナンス的な性格を持ち、AI 需要が鈍化した場合の Nvidia 側リスクにも関心が集まる
- 大規模資本調達が難しい neocloud にとって GB300 の導入障壁を下げる狙い。Nvidia は「AI 計算容量の裾野を広げる」と位置付ける
出典: Nvidia Revenue Sharing AI Cloud Debuts With 210,000 GPUs: Flywheel or Vendor Finance Risk