Reuters は 5 月 14 日、米国政府が NVIDIA の主力 AI アクセラレータ H200 について、中国の約 10 社に向けた販売を許可していたことを報じました。承認済みでありながら未だ 1 枚も出荷されておらず、米中の規制と地政学が AI 半導体サプライチェーンを宙吊りにしている構図が浮かびます。

主なポイント

  • 承認済み企業は Alibaba・Tencent・ByteDance・JD.com・Lenovo・Foxconn など 10 社。Lenovo は声明で「H200 を中国で販売する数社の 1 つに含まれる」と確認
  • ライセンスは 1 社あたり最大 75,000 基。NVIDIA は中国向け売上を取り戻す足がかりとして期待
  • それでも出荷ゼロが続く背景に、中国当局が国内企業に発注を控えるよう指導していることと、米国経由で出荷される H200 に「ハードウェアバックドア」が仕込まれている懸念
  • 米国側は H200 中国販売の売上の 25% を政府が受け取る仕組みを敷いており、これも中国側の警戒を強める要因
  • NVIDIA CEO の Jensen Huang は急遽 Trump 大統領の訪中代表団に合流し、Alaska で同乗。北京での米中首脳会談に合わせて販路再開を働きかけたが、目立った合意は出ていない

出典: U.S. clears H200 chip sales to 10 China firms as Nvidia CEO looks for breakthrough — CNBC (Reuters)