奈良市が運営する市立奈良病院は 4 月 24 日午前 8 時 30 分、外来・入院・救急受け入れ (ER) を含む通常診療を再開しました。21 日深夜にネットワーク監視装置が異常通信を検知し、サイバー攻撃の疑いとして関連サーバを物理的に切り離した結果、22 日午前 3 時から救急停止・外来制限の運用に追い込まれていました。初報は 2026-04-22 で、本記事は再開報告です。

主なポイント

  • 影響を受けたのは電子カルテ・眼科・生理検査の 3 システム。23 日 22 時に病棟で電子カルテの部分再開を行い、24 日朝に全面再開
  • 監視装置が初期段階で異常を検知し関連サーバを切り離したため、個人情報の漏えい・データ破損・ウイルス感染は現時点で確認されていない
  • 救急停止中は入院患者を紙カルテで対応し、予定されていた手術も延期。受付・会計の待ち時間は通常より長くなる見通し
  • 院内では復旧確認を続け、患者には「お薬手帳」の持参を呼びかけ
  • ランサム被害が相次ぐ国内医療機関にとって、監視と物理切離しによる初動成功例として参考になる事例

出典: サイバー攻撃疑いの市立奈良病院、初動対応に成功で「感染・漏えいなし」 通常診療再開