カリフォルニア連邦地裁 (Yvonne Gonzalez Rogers 判事) の助言陪審 9 名は 2026 年 5 月 18 日、Elon Musk が OpenAI と CEO Sam Altman・共同創業者 Greg Brockman を相手取った訴訟について、2 時間足らずの審理で全員一致の却下答申を出しました。陪審は Musk が 3 年の出訴期限を過ぎてから提訴したと判断し、判事はこれを受け入れて請求を退けています。OpenAI が営利化に動いた 2019 年前後の時点で Musk が事情を認識していたという OpenAI 側主張が通った形です。

主なポイント

  • Musk は OpenAI 創業期に 3,800 万ドルを慈善目的で投じたと主張し、営利転換は慈善信託違反 (breach of charitable trust)・不当利得 (unjust enrichment) に当たると主張していた
  • 陪審の役割は助言的 (advisory) で、最終判断は Gonzalez Rogers 判事に委ねられていたが、判事は陪審答申を採用して請求を却下した
  • 判決理由は実体審理ではなく『遅すぎる訴え』。OpenAI の for-profit 転換は遅くとも 2021 年までに Musk も把握しており、3 年の時効を過ぎているとされた
  • Musk が並行で進める xAI 訴訟・SEC 通報・連邦取引委 (FTC) への申し立てなど他のチャネルへの影響は限定的だが、最大の民事訴訟ラインが時効で潰れた意味は大きい
  • OpenAI の Microsoft からの独立 / 営利化 / IPO 準備という路線にとっては、訴訟リスクが 1 つ減る形で『AI 主導権争いの法廷バトル』第 1 ラウンドは Altman 側の勝利に終わった

出典: Elon Musk has lost his lawsuit against Sam Altman and OpenAI