Microsoft は 6 月 2 日、Build 2026 でトポロジカル量子チップの第二世代となる Majorana 2 を公開しました。qubit の安定性が初代から 1,000 倍向上し、商用利用に耐える量子計算機の実現時期を従来の 2033 年から 2029 年 に前倒しすると説明しています。
主なポイント
- Majorana 2 の qubit 寿命は平均 20 秒、最長 1 分に達する。初代の 5〜10 秒から大幅に改善
- 超伝導材料をアルミニウムから鉛 (lead) に変更し、外乱に強い構造を実現
- 開発加速の鍵として、自社のエージェント AI 研究基盤 Microsoft Discovery を投入。材料探索や測定自動化を AI エージェントが担った
- 商用量子マシン投入時期は従来計画 (2033 年) から 4 年短縮の 2029 年 に修正
- 競合の Google・IBM・IonQ が誤り訂正やゲート忠実度で先行する一方、Microsoft はトポロジカル方式の物理的安定性を競争軸に据える
出典: Microsoft Unveils Majorana 2 Quantum Chip, Targets Useful Computer by 2029