KDDI 総合研究所とノキアソリューションズ&ネットワークス Oy は 5 月 20 日、6G 時代の基地局を見据えた「4 次元リソース制御技術」の開発と実証に成功したと発表しました。商用装置で 4 種類のリソースを同時に最適化し、高品質な通信と低消費電力を両立する技術の実装は世界初としています。実証は米 Nokia Bell Labs で 5G 商用基地局を模した環境を使い、4 月 20 日に実施されました。
主なポイント
- 4 次元リソース制御は、(1) 周波数、(2) 時間、(3) 空間 (アンテナ素子)、(4) 電力の 4 つを同時に制御し、過剰送信を避けつつ品質を維持する手法
- 実証結果は基地局消費電力を最大約 40% 削減、または同等電力で約 4 倍の通信速度を達成。Beyond 5G から 6G へのスケーリングを電力制約のなかで成立させる
- 共同先のノキア ベル研究所は基地局開発の本丸であり、両者は 3GPP の 6G 規格に向けて本技術の標準化を目指す
- 通信量は 5G 比で 6G で 10 倍超に増えると見込まれる一方、データセンター・基地局の電力逼迫が世界的課題。本技術は AI トラフィック爆発期の電力制約を緩和する狙い
- KDDI 総研は同日「ユーザーセントリック RAN」「宇宙光通信」「PQC (耐量子暗号)」など 6G 関連 R&D を WIRELESS JAPAN 2026 で公開予定