IBM は 5 月 5 日、ボストンで開催中の年次イベント Think 2026 の基調講演で、エンタープライズ向け AI 開発エージェント『IBM Bob』の一般提供を発表しました。コーディング支援にとどまらず、計画・設計・実装・テスト・デプロイ・運用まで SDLC 全体に役割別エージェントを連携配置する点が特徴で、Arvind Krishna CEO の基調講演でも目玉として披露されました。

主なポイント

  • Bob はタスク内容に応じて Anthropic Claude、Mistral のオープンソースモデル、IBM Granite、コード推論やセキュリティ向け特化モデルを動的にルーティングするマルチモデル構成
  • BobShell と呼ぶ CLI が各エージェントの操作を自己ドキュメント化し、企業のガバナンスと監査性に対応。コストとセキュリティ制御を内蔵する
  • 社内では IBM 社員 80,000 人超が先行利用しており、調査回答者の平均で +45% の生産性向上を報告
  • 同時発表として、マルチエージェント運用の制御面となる次世代 watsonx Orchestrate (プライベートプレビュー)、運用エージェント基盤 IBM Concert、データ主権対応の Sovereign Core も公開

出典: Think 2026: IBM Delivers the Blueprint for the AI Operating Model as the AI Divide Widens — IBM Newsroom