ホンダはオハイオ州ジェファーソンビルの米国電池工場で、AI データセンター向け据置型電池の量産を開始したと Nikkei Asia が 6 月 27 日に報じました。同工場は LG Energy Solution との合弁で EV 用電池を製造する計画で稼働開始したものの、EV 需要急減を受けて稼働率を AI ブームに振り替える戦略です。
主なポイント
- 工場は 2022 年に Honda と LGES が合計 35 億ドルを投じて建設、北米の Honda・Acura EV 向けリチウムイオン電池の量産拠点として設計されていた
- 2025 年 12 月に Honda が LGES の建屋持分を 28.5 億ドルで取得して買い増し済み。今回の AI 向けライン稼働はその「次の一手」
- ホンダは 2026 年からの北米 EV 立ち上げを延期し、空く生産能力を AI データセンターの ESS (定置型電池) 向けに振り向ける
- GM、Ford も EV 計画を縮小しており、電池工場の AI データセンター転用が米国自動車業界の共通シナリオに
- AI データセンターの電力ピークを賄うバッテリーストレージ需要は急拡大しており、LGES は ESS を中長期戦略の柱に据えると 2024 年に表明済み
出典: Honda starts AI data center battery production in US after EV pivot