はてなは 6 月 12 日、2026 年 7 月期の通期業績予想と第 3 四半期決算を発表しました。4 月 20-21 日に発生したビジネスメール詐欺 (BEC) による資金流出被害最大約 11 億 7,900 万円を特別損失として計上した結果、通期当期純損益は前回予想の黒字 1 億 100 万円から赤字 7 億 6,700 万円へ転落する見通しです。3Q 累計 (8-4 月) は売上高 27 億 1,800 万円、経常利益 1 億 300 万円 (前年同期比 65.5% 減) と公表しました。
主なポイント
- 特別損失には 11.79 億円の被害額に加え、5 月 7 日設置の特別調査委員会の調査費用 約 6,000 万円を含む
- 売上面では生成 AI 普及に伴うコンテンツ事業の検索流入減少も業績悪化要因と指摘
- 同社の手元現預金は 4 月時点で 17.8 億円。BEC 損失計上後も運転資金は確保しており、事業継続や決済への影響はないと説明
- 4 月 24 日に同社が公表した「虚偽の送金指示による不正送金」事案 (本サイト既報) について、被害額の最終確定と会計処理を完了させた形
- 上場 SaaS / メディア企業として、BEC 一件で 5 期分の最終利益が吹き飛ぶ規模の影響事例となり、内部統制と送金承認フローの再点検を迫る材料に
出典: “11 億円超資金流出”のはてな、通期最終赤字に転落見込み 被害額を特別損失に計上 (ITmedia NEWS)