Google は Meta Platforms に対し、Gemini モデルの利用に上限を設定したと Financial Times が 6月28日に報じました。Meta が API・クラウド経由で求めた計算容量を Google が確保しきれず、Meta の社内 AI プロジェクトに遅れが生じているとされ、Meta は社員に対しトークン消費の効率化を指示しているといいます。
主なポイント
- Google は 3月頃、Meta が要求した Gemini 計算容量の全量を確保できないと通知。供給不足が社内 AI 開発の一部スケジュールに遅延を発生
- Meta は API/クラウド経由で他社モデルを購入する複数のフロンティアラボの中でも特に大口で、調達計画と実供給の差が際立った
- Google は他のクラウド顧客に対しても容量制限を実施しているが、Meta の要求規模が突出しており影響が最も大きい
- Meta は社内向けに「トークンを効率的に使うように」とのガイダンスを発出。同社の自社モデル (Llama 系) と外部モデル混在運用に影響
- 業界全体で GPU・TPU 供給と推論容量の制約が顕在化しており、フロンティアモデル提供事業者が事実上、需要を配分する立場に
- ハイパースケーラー間の AI 計算資源争奪が、独占禁止当局や規制当局の関心対象となる可能性も指摘
出典: Google limits Meta's use of its Gemini AI models, FT reports - CNBC