Epic Games は 6 月 17 日、ゲームおよびエンタメ制作の巨大バイナリ資産に最適化したオープンソースの版管理システム「Lore」を MIT ライセンスで公開しました。中央集権型 (server-of-record) で、リポジトリ状態を Merkle ツリーと不変リビジョンチェーンで表現し、コンテンツアドレス指定によるフラグメント単位の重複排除と必要な部分だけを取得する Sparse / Lazy ワーキングコピーを採用しています。
主なポイント
- Rust 実装、MIT ライセンス。汎用ソフトウェア開発で Git を置き換える狙いではなく、ゲーム / マルチメディア制作に特化
- サーバ階層は水平スケール可能で、Hot / Warm / Cold ストレージ階層や read replica などはデプロイ設定で扱う
- 3D アーティストや非エンジニアでも扱える簡易セットアップを謳い、C/C++・C#・Rust・Go・Python・JavaScript から拡張・統合できる
- 公開と同時に Hacker News や Phoronix で大きな注目を集め、Perforce 等の従来巨大バイナリ向け VCS の選択肢が広がる可能性
- リポジトリは GitHub の
EpicGames/loreで公開、ドキュメントサイトで設計思想を解説している
出典: Epic Games Announces Lore Open-Source Version Control System (Phoronix)