Reuters は日本時間 7月7日、中国の AI スタートアップ DeepSeek が自社の AI 推論向けカスタムチップを開発中と、関係者 3 人の情報として独占報道しました。学習用ではなく、学習済みモデルの応答生成 (inference) を担うチップで、Nvidia と華為 (Huawei) への依存を低減する狙い。杭州拠点の同社は約 1 年前から水面下でプロジェクトを進め、チップ設計・ファウンドリ・メモリ各社と個別に協議を重ねているとされます。報道を受け同日の米株市場では Nasdaq Composite が寄りで 160 ポイント超下落しました。

主なポイント

  • 用途は推論 (inference) 特化、学習用 GPU の内製化ではない。プロセスノードやファウンドリは Reuters ソースも特定できず「初期段階」と説明
  • 対 Nvidia: 米国の輸出規制により中国企業は Nvidia 最先端 GPU を購入できず、H20 系や華為 Ascend で凌いできた構図の是正が狙い
  • 対 Huawei: これまで DeepSeek は Ascend にも一部依存。自社チップで単一ベンダー集中を回避
  • 求人動向: 半導体設計エンジニアの採用を非公開ルートで強化中、公開求人には出していない
  • 資金面: 6月に Reuters が報じた通り、$70 億ドル調達 (評価額 $520〜590 億ドル) の初の外部資金調達を進行中で、以前の「外部資本拒否」方針を転換

出典: Exclusive: China's DeepSeek developing its own AI chip, sources say (Reuters)