GIGAZINE は 5 月 10 日、Amazon・Microsoft・Alphabet・Meta・Oracle の米大手 5 社が 2020 年から 2026 年までに AI データセンターへ投じる予算の総和が約 9,700 億ドル (約 146 兆円) に達するとの試算を、過去の国家プロジェクトと並べて可視化した記事を公開しました。元データは Visual Capitalist と各社決算開示で、生成 AI 競争に伴う設備投資の歴史的水準を強調しています。
主なポイント
- 5 社合計の AI 関連 CapEx は 2020-2026 年累計で約 9,700 億ドル ≒ 146 兆円。2026 年単年でも 4 社 (Meta・Amazon・MS・Alphabet) で 7,250 億ドル規模との別試算 (75% YoY 増) と整合する数字。
- 比較対象として現在価値換算したアポロ計画 (約 2,830 億ドル)、マンハッタン計画 (約 320 億ドル)、Interstate Highway System の総工費 (約 6,180 億ドル) を併記し、AI インフラ投資が国家規模の歴史的事業を桁違いに上回ると指摘。
- 投資先は GPU 調達 (NVIDIA Hopper / Blackwell / Rubin)、自社シリコン (TPU・Trainium・MAIA 等)、光ファイバー、電源 (gas turbine・SMR・揚水)、土地・水・空調まで多層に渡る。
- ROI 懸念に対しては、AWS・Azure・Google Cloud の Q1 決算で AI 起因の高成長 (Cloud 28-63% 増収) が示され、短期的には需要に追いついていない構図。一方、超大型 capex の回収期間と減価償却影響は今後 2-3 年の利益率を押し下げる見込み。
- 日本でもソフトバンクの堺 AX/GX ファクトリーや MUFG-Google の合弁など追随投資が加速。AI 競争は計算資源・電源・土地の総力戦に移行しつつある。
出典: わずか 6 年で約 146 兆円、AI 向けデータセンター投資の巨大さが一目で分かるグラフ (GIGAZINE)