Anthropic がロンドン拠点の AI チップスタートアップ Fractile から推論チップを購入する初期協議に入ったと、The Information が 5 月 3 日に報じました。実現すれば Nvidia の GPU、Google の TPU、Amazon の Trainium に続く第 4 の AI シリコン供給源となり、単一ベンダー依存を回避しつつメモリ高騰の影響を抑える狙いがあるとみられます。
主なポイント
- Fractile は 2022 年創業、Oxford 大博士号取得者の Walter Goodwin 氏が CEO。SRAM とコンピュートを同一ダイ上に配置し、外部 DRAM への往復を不要にする独自アーキテクチャを開発
- 同社は推論性能を従来の GPU 構成比で最大 25 倍速・コスト 10 分の 1 に抑えると主張
- Fractile は時価総額 10 億ドル超で 2 億ドルの調達を進行中。Founders Fund や 8VC、Accel が投資検討先として挙がる
- Anthropic は自社データセンターを大規模に保有する OpenAI や xAI と異なり、複数クラウドから容量を借りつつチップ供給を分散する戦略
- 量産は 2027 年以降と見られ、協議は初期段階で破談の可能性も残る
出典: Anthropic in early talks to buy DRAM-less AI inference chips from UK startup (Tom's Hardware)